IOCCC 2006の解説

全体の印象

昨年同様、安定したクオリティの作品が並ぶ。

[[2006/sloane]]は比較的有名なIOCCC作品で、小さいコードでパワフルなアニメーションが魅力的。

[[2006/monge]][[2006/stewart]]はどちらもフラクタル系の作品。 フラクタルは[[1994/tvr]]の初出以来フォロワーがいなかったが、12年経って偶然にも同時入賞となった。 (主題ではないが、[[2005/chia]]がコッホ曲線ではある)

個人的には[[2006/sykes2]][[2006/night]]をおすすめしたい。 前者はワンライナーのわりにはインパクトのある挙動を示し、解析を適度に楽しめる。 後者はパズルであり、下手にチートをするためにコードをいじるとクリアメッセージが壊れてしまう。 かといって手動で解くには難しすぎるので、ソルバを書くことになるだろう。 解を手がかりにコードを解析すると、予想以上にややこしいコードになっていることが徐々に分かる。

IOCCCはこの大会から、5年間の休止に入る。 理由は特に書かれていないので不明。

入賞作品一覧

[[2006/birken]]

EDAMAME Award (Electronic Design Automation - Mechanical Abstract Machine Emulator)

EDAMAME賞(電子的設計自動化 - 機械的抽象機械エミュレータ)

[[2006/borsanyi]]

Most Useful

もっとも便利

[[2006/grothe]]

Most Obfuscaed Audio

もっとも難読化された音

[[2006/hamre]]

Most Irrational

もっとも不合理

[[2006/meyer]]

Best Game

最高のゲーム

[[2006/monge]]

Best Compiled Graphics

最高のコンパイルされたグラフィックス

[[2006/night]]

Best Abuse of Computation

計算の最高の悪用

[[2006/sloane]]

Homer's Favorite

ホーマーのお気に入り

[[2006/stewart]]

Best Computed Graphics

最高の計算されたグラフィックス

[[2006/sykes1]]

Best Assembler

最高のアセンブラ

[[2006/sykes2]]

Best One Liner

最高のワンライナー

[[2006/toledo1]]

Best Small Program

最高のスモールプログラム

[[2006/toledo3]]

Most Portable Chess Set

もっともポータブルなチェスセット

[[2006/toledo2]]

Best of Show

最優秀賞