Best X11 Program

最高のX11プログラム

受賞者:Teemu Rantanen

引用元:https://www.ioccc.org/1994/tvr.c

審査員・作者による説明:https://github.com/ioccc-src/winner/blob/main/1994/tvr.hint

動作

インタラクティブにフラクタルを見えるXアプリ。次のようにコンパイル・実行する。

$ gcc -o tvr tvr.c -lX11

$ ./tvr 0 256 < tvr.color

すると窓が2つ開く。1つめはマンデルブロ集合

マンデルブロ集合(操作画面)
図:マンデルブロ集合(操作画面)

2つめはジュリア集合

ジュリア集合
図:ジュリア集合

1つめの窓(マンデルブロ集合)の上でカーソルを動かすと、それに基づいて2つめの窓(ジュリア集合)のパラメータが変わり、リアルタイムで絵が変わる。

第1引数は0~3で描画するフラクタルを変える。 第2引数は描画サイズ。 標準入力には色の指定をする(tvr.bwだと白黒)。

解説

描画モードが3種類あるらしい(non-stable、non-stableの亜種、stable)けれど、違いがわからなかった(処理速度が速すぎるせい?)。

コード形状は”Z=Z^2+C?”。 これは、マンデルブロ集合やジュリア集合の定義の式。