IOCCC 1994の解説

全体の印象

非常に洗練された作品が増えた。 挙動を作り込んだだけでは満足できず、最低でもアスキーアート化を行うことが期待されるようになっている。 観客としては、現代風の親しみやすいIOCCCらしさを楽しめるようになってきた。

挙動もオリジナリティあふれるものが多い。 [[1994/horton]]のサブキャラクターレンダリングは今後もIOCCCで頻出の手法となった。 [[1994/schnitzi]]は自分自身に適用可能なテキストフィルタで、これもIOCCCの定番ネタ。 [[1994/shapiro]]argv[0]の活用が光る。 [[1994/westley]]は発想とコンテンツ力がすばらしい。 一方で[[1994/ldb]]のように小さくきれいにまとめた一品や、[[1994/smr]]のような一発ネタも健在。

READMEでは、3人目の審査員や、ウェブサイトのhtmlを書く人が募集されている。

入賞作品一覧

[[1994/dodsond1]]

Best Game

最高のゲーム

[[1994/dodsond2]]

Most Obfuscated Packaging

もっとも難読化されたパッケージング

[[1994/horton]]

Best Utility

最高のユーティリティ

[[1994/imc]]

Most Obfuscated Algorithm

もっとも難読化されたアルゴリズム

[[1994/ldb]]

Best One-liner

最高のワンライナー

[[1994/schnitzi]]

Best Layout

最高のレイアウト

[[1994/smr]]

Worst Abuse of the Rules

ルールの最悪の悪用

[[1994/tvr]]

Best X11 Program

最高のX11プログラム

[[1994/weisberg]]

Best Short Program

最高のショートプログラム

[[1994/westley]]

Worst Abuse of the C Preprocessor

Cプリプロセッサの最悪の悪用

[[1994/shapiro]]

Most Well Rounded Obfuscation

もっともよく練り上げられている