IOCCC 1987の解説

全体の印象

IOCCCが本格的にスタートしたと感じさせる回。 ルールの悪用、審査員へのごますり、プログラミング関係の皮肉、ゲームAI、システムプログラミングの悪用、超絶技巧的レイアウトなど、IOCCCらしさが詰まっている。

[[1987/biggar]]のような清々しい一発ネタは、初期のIOCCCならでは。 [[1987/wall]]は厳し目のコードサイズ制限の中で、外部プロセスをうまく利用して興味深い挙動を実現している。

個人的には、[[1987/westley]]が素晴らしいと思う。 westleyはアイデアと技術力の宝庫で、初期のIOCCCを支えた天才。 この先、さまざまなハイクオリティな作品をいくつも入選させていく。

ルールの主だった変更としては、単に#defineを悪用しただけの難読化は推奨されないことが明記された。

入賞作品一覧

[[1987/biggar]]

Best Abuse of the Rules

ルールの最高の悪用

[[1987/heckbert]]

Best Obfuscator of Programs

最高のプログラム難読化

[[1987/hines]]

Worst Style

最悪のスタイル

[[1987/korn]]

Best One Liner

最高のワンライナー

[[1987/wall]]

Most Useful Obfuscation

もっとも便利な難読化

[[1987/westley]]

Best Layout

最高のレイアウト

[[1987/lievaart]]

Grand Prize

大賞