IOCCC 2019の解説
全体の印象
この年の入賞作品は、IOCCC的な工夫やひねりがやや控えめに感じる。
それを反映してか、Best of Showがない年となっている。
しかし、どの作品も開発に時間がかかっていそうな大作ぞろいではある。
[[2019/diels-grabsch2]]はQuineの亜種であるが、問題に特化した作り込みがなされていて興味深かった。
[[2019/endoh]]もQuineの亜種。
気楽に楽しめるのは[[2019/dogon]]と[[2019/duble]]か。
前者は、背景であるHashLife/Gollyを知らなければ、驚きと楽しみを享受できるだろう(ただしIOCCC的驚きではなく、アルゴリズムへの興味をそそるものとして)。
後者は、親しみやすいお絵かきツールというネタに加え、今回の作品の中ではIOCCC的な工夫が感じられる作品である。
入賞作品一覧