IOCCC 2014の解説

全体の印象

この大会の入賞作品は、やや好みが分かれるものが多いのではないかと思う。 入賞作品数が例年より少ない(IOCCC 1998以来、14~15作品が入賞していたが、この年は11)ので、おそらく、投稿数が少なかったのではないだろうか。 募集期間がやや短かったことも影響しているかもしれない(ルール上は9/1~10/19だが、告知が広まり始めたのは9月下旬だった)。

また、この年は、Best of Showがない。 [[2014/endoh1]]に”YODA award”という他にない付記があるため、これが一応最優秀賞の位置づけなのかもしれない。 ただ、審査員による総評(README.text)がないため、確信は持てない。

[[2014/birken]]はサイドチャネル攻撃的なアイデアが光る。 [[2014/endoh2]]はグローバル変数宣言の仕様を悪用していて面白いと思う。

この年からファイル名が”作者名.c”から”prog.c”に変更された。

入賞作品一覧

[[2014/birken]]

Best use of port 1701

ポート1701の最高の使い方

[[2014/deak]]

Most underscored argument

もっともアンダースコアな引数

[[2014/endoh1]]

Most square (YODA award)

もっとも四角い(ヨーダ賞)

[[2014/endoh2]]

Best use of bioinformatics

バイオインフォマティクスの最高の使い方

[[2014/maffiodo1]]

Homage to a classic game

クラシックゲームへのオマージュ

[[2014/maffiodo2]]

Most tweetable entry

もっともツイート可能な作品

[[2014/morgan]]

Most likely to succeed

もっとも成功しそう

[[2014/sinon]]

Best choice of optimization

最適化の最高の選択

[[2014/skeggs]]

Most dynamic

もっともダイナミック

[[2014/vik]]

Best handling of beeps

ビープの最高の扱い方

[[2014/wiedijk]]

Most functional

最も関数的