- 問題文
- 言語
- パウナカ語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ
- 難易度
- ★★★★☆
JOL2024-4 の攻略
ヒント 1
「持ち上げる」を表す部分はどれか、のように、日本語訳から単語中の共通点を正確に見出すのはとてもむずかしい。
逆に、切り出しやすい要素の日本語訳を考えるのがよい。
さらなるヒント
-tu や -kena という suffix は何を表すか。
答え
-tu「すでに」-kena「たぶん」
この先は、prefix 、suffix 、語幹、という順で考えていくと良い。
ヒント 2
語頭の子音が何を表しているか考える。
さらなるヒント
人称。
答え
n-:「私は」b-:「私たちは」p-:「君は」t-orch-:「彼は」or「彼らは」
ここで、t- と ch- の使い分けを考えてもよいが、わからなければ先に suffix を見ても良い。
ヒント 3
suffix の分解をしていく、
kena や tu の前に nube という suffix がつくことがある。nube をもつ文の共通点は?
ヒント 3-1
どこか一箇所を見ていても気付けない。視野を広く。
答え
nube のある文は、主語または目的語のどちらかが「彼ら」になっている。
つまり nube は、文中の三人称のいずれかが複数であることを表す。
ヒント 3-2
nube の知見を踏まえて、主語を表す t- と ch- の使い分けを考える。
答え
ch-は、主語と目的語の両方が三人称のときに使われる。t-は、主語だけが三人称のときに使われる。
ヒント 3-3
目的語の表現方法を考える。
答え
nube の前の位置に、bi「私たちを」や pi「君を」が置かれていることがわかる。主語の人称と同じ文字列なので特段むずかしくない。
ヒント 3-4
その前に uiku という文字列がしばしば現れる。これをもつ文の共通点は?
答え
進行形「~している」。
ヒント 4
ここまでで、主語と目的語の人称や単複・進行形・「たぶん」・「すでに」の表現方法は判明した。
残る文字列は、語幹と時制を表していることになる。
ヒント 4-1
文(エ)と(オ)、(サ)と(ス)などを比べるとわかりやすい。
答え
原則として、次のようになっている。
- 語幹 +
u:過去形 - 語幹 +
u-C-uiku:現在進行系 - 語幹 +
a:未来形
ヒント 4-2
文(イ)と(ウ)を見ると、imua / imu となっていて、原則で説明するのがむずかしい。これはどのように考えられるか。
答え
語幹は imu 。語幹が u で終わっている場合、過去形や現在進行系の u を省略する。
ヒント 4-3
現在進行系の u-C-uiku の C に入る子音は何かを考える。前後を見ること。
答え
語幹の最後の子音がコピーされる。
余談
主語を表す prefix は、実際には次のような形をしている。
- 一人称単数
nɨ- - 一人称複数
bi- - 二人称単数
pi- - 二人称複数
e- - 三人称
ti-/chi-
そして、次のような規則になっている。
- 語幹が子音で始まる場合、これらの prefix をそのまま前置する。
- 語幹が母音で始まる場合、prefix の母音を無視して子音だけを前置する。
このように考えることで、すべての動詞の語幹が正確に切り出せるように問題は作られている。
ただ、「主語を表す prefix は子音だけ、母音は語幹の一部」と思ってしまっても、解答には影響しなそう。「座る」の語幹が ɨtibu/itibu のどちらかわからなくなるが、設問で問われないので。「泣く」の語幹が iyu/eyu のどちらかは解答に関わってくるが、雰囲気で ti-yu を選べそう。