- 問題文
- 言語
- クヴェン語
- 問題形式
- 🧩パターン
- 難易度
- ★★★☆☆
JOL2023-2 の攻略
ヒント 1
活用形の変換規則を導き出す問題のように見えるが、どちらかというと音韻論の知識問題。
先に -mma
/ -ma
の使い分けを考える。
ヒント 1-1
変換規則ではなく、各単語だけを見て決定できる。
ヒント 1-2
音節に区切って観察する。
答え
音節が奇数個なら -ma
、偶数個なら -mma
になる。
ヒント 2
活用形の間の変換規則を考える。
「彼/彼女/それが」の形から、残り 2 つへの変換規則を考えると、考慮漏れが起きにくい。
ヒント 2-1
「私たちが」の形への変換は、おおよそ「-ttVV
を -Vma
or -Vmma
に置き換える」で説明できる、しかし、lenttaa
→lennama
と tunttee
→tunnema
が例外となる。
ヒント 2-2
動詞語幹の -n
が重複するが、paranttaa
→paranamma
、kaanttuu
→kaanuma
では重複しない。lennama
と tunnema
になるべく特化した規則を作る必要がある。
答え
- 1 音節かつ短母音の場合、つまり
CVnttVV
の場合、n
を重ねてCVnnama
とする。 - それ以外の
-ttVV
の場合、-ama
or-amma
とする
子音を重ねるのは韻律を整えるためなので、短母音・長母音・軽音節・重音節などが関わりがちという知識があると確信を得やすい(というか、この知識がないと納得しにくい)。