- 問題文
- 言語
- スロベニア語
- 問題形式
- 🧩パターン
- 難易度
- ★★☆☆☆
JOL2016-2 の攻略
ヒント 1
変更箇所を整理して、大まかな規則を作る。子音変換や母音脱落も見逃さないこと。
答え
おおよそ次の通り。
- 子音で終わる場合、原則として最後に
ič
をつける。 - 母音(
a
)で終わる場合、原則としてa
をica
に変える。 ič
/ic
の前の子音を変換する。g
→ž
h
→š
k
→č
- それ以外はそのまま
ič
/ic
の前の母音がe
なら脱落する。
ヒント 2
この規則に従っていない例として、orel
「ワシ」→orlica
「雌ワシ」がある。この意味を考える。
osel
「ロバ」→oslič
「ロバの子」も参考に。
さらなるヒント
原形で -a
がついている名詞の傾向も参考になる。
答え
原形で -a
がついている単語に baba
「女性」、dekla
「女中」などがあり、-a
がついていない方には pob
「少年」があることから、-a
は女性名詞とわかる。
よって、-ič
をつけるかわりに -ica
を付けることで、女性化を表現できると考えられる。
ヒント 3
これで 9 割は解けるので解答を作成する。すると、一部ひっかかるところが出てくる。これらを真面目に考える。
ヒント 3-1
(a) の水牛が bivol
か bivola
か悩む。
ヒントは koklja
「鶏」→ kokljica
「ひよこ」。
答え
もともと女性名詞の語尾を -ica
にしても、女性化はされない(kokljica
は「めんどり」ではない)。
水牛が bivola
だとしたら、bivolica
は「雌の水牛」ではなく「子どもの水牛」になるはず。
ということで bivol
が正解。
ヒント 3-2
(k) は rak
か rač
か。多少でももっともらしい方を選ぶ。
答え
原形で -č
で終わる名詞はないので、きっと -k
だろう。
ヒント 3-3
(n) が trn
か tren
か。(r) は žpič
か žepič
か。これらは曖昧ではない。
ヒントは dekla
「女中」→ deklica
「少女」。
答え
もし直前の e
が必ず脱落するなら、dekla
は dklica
になっているはず。つまり、e
が脱落するのは多音節の場合だけとわかる。
よって、(r) は e
が脱落せず、žepič
となる。
もし (n) が tren
なら、その指小形は trenič
になってしまう。よって (n) は trn
が正解。