- 問題文
- 言語
- カクチケル語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ 🌀その他
- 難易度
- ★★★★☆
IOL2025-5 の攻略
ヒント 1
各文が「1 人の青い人が 2 人の白い人を押している」のような表現であることは明らか。まずは動詞や色の表現を特定する。
動詞の prefix は後回し。
ヒント 2
前頭野の活動を考える。文の処理が困難であるときに前頭野の活動が高くなる。
例示された文はすべて主語、目的語、動詞だけの単文なので、その語順に注目する。
ヒント 2-1
前頭野の活動が低いのは、簡単に言えば「自然な語順」だと考えられる。
文 1 ~ 4 の語順を書き出して観察する。
ヒント 2-2
- 「動詞→目的語→主語」と「主語→動詞→目的語」は自然な語順。
- 「動詞→主語→目的語」と「目的語→動詞→主語」は不自然な語順。
自然な語順の共通点は?
答え
動詞の直後に目的語が来ると自然で、前頭野の活動が低くなる。そうでないと高くなる。
ヒント 3
聴覚野の活動を考える。音が予想外だと聴覚野の活動が高くなる。
この問題から、文がどのように発音されたかや、各文字の発音方法などを読み取ることはできないので、やはり語順に注目する。
ヒント 3-1
音に関する処理に反応しているので、構文レベルの解析より前の原始的な反応と考えられる。
ヒント 3-2
つまり、主語や目的語の区別は関係ない。
答え
先頭に動詞が来たら予想外で、聴覚野の活動が高くなる。名詞が来たら低くなる。
以上ですべての設問をおおよそ解答できるはず。
ヒント 4
動詞の prefix をきちんと解明する。
データが少ないので、これに確信をもって回答するのはむずかしい。ありがちなパターンを知らなければ解答不能。
ヒント 4-1
文 1 の xerunïm の prefix は xer- か xeru- か?
ヒント 4-2
- 文 7 の
xeroyoiを考えると、xer-と切りたくなる。 - 文 9 の
xkinïmを考えると、動詞「押す」の語幹はnïmと見えるので、xeru-と切りたくなる。
どちらの解釈が正しそうか。
答え
xeru- が正しい。直後に母音が続く場合は u が脱落する。
oyoi しかないので、oyoi だけ特別と考えることもできるが、そのように考える根拠がないので非常にむずかしい。「母音が連続した場合に片方の母音が脱落することはありがち」という知識を使う以外でこれを判断する方法はないように思う。ヒント 4-3
設問 (c) の動詞の活用を考える。
ヒント 4-4
- 主語が単数、目的語が複数の場合は
xeru- - 主語が複数、目的語が単数の場合は
xki- - 主語が複数、目的語が複数の場合は
xeki-
しかし、設問 (c) で問われているのは主語も目的語も単数のケース。主語が単数であることを重視して xeru- を選ぶべきか、目的語が単数であることを重視して xki- を選ぶべきかを決めることができない。
これが問題として成立しているということをメタ読みし、より根源的な規則を見いだせることに気づく必要がある。
ヒント 4-5
主語の単複の prefix と、目的語の単複の prefix に分解する。
答え
- 目的語が単数なら
x-、複数ならxe-をつける。 - 主語が単数なら
-ru-、複数なら-ki-をつける。
よって、設問 (c) の動詞は xru- をつける。さらに、語幹が oyoi なので u を落として xroyoi が正解。