- 問題文
- 言語
- ガム語
- 問題形式
- 🔀対応付け
- 難易度
- ★★★★☆
IOL2025-2 の攻略
ヒント 1
選択肢の中の名詞の出現頻度を数えて、対応する単語を探す。
ヒント 1-1
「角」が唯一 3 回現れることを踏まえて、「角」に対応する単語を探す。
ヒント 1-2
声調は一旦無視してよい。
ヒント 1-3
複数形で変化していることを考慮する。
答え
il が「角」。il-əəg はその複数形。
ヒント 1-4
2 回出現する名詞を考える。「あばら骨」「おば」「祖母」「石臼」「錨」が 2 回ずつ現れる。
所有表現が所有物の属性によって変化することはよくあるので、「角」に近いものから考えるとよい。
ヒント 1-5
「あばら骨」の表現を探す。
-əəg が複数形だったことも参考に、2 つとも複数形っぽいものを探す。
答え
pɛbar-ɛɛg が「あばら骨」。
ヒント 2
「角」と「あばら骨」から、所有者の表現を考える。
ヒント 2-1
共通している所有者は「彼の」のみ。
答え
ɛ̄ は「彼の」。
ヒント 2-2
「彼らの」は語句 10 の ɛ̄g か、語句 16 の ɔ̄ か。
ヒント 2-3
消去法で「私たちの」は āg 。これも参考に「彼らの」を考える。
答え
-g が付く所有表現は所有者が複数と考えられる。よって「彼らの」は ɛ̄g 。
ヒント 3
a「私の」や ɛ「彼の」、ɔ「君の」などがわかったので、これに合う選択肢を分かる範囲で特定していく。
ヒント 3-1
次はすぐに確定する。
- 11
ɛ̄g tááðàd= H. 彼らの祖母(複数)
語句 3 を確定できる。
答え
tááðà は「祖母」の単数形と思われる。
- 1
ā fə̄ndə́g= J. 私の頬(複数) - 3
á tááðà= D. 私の祖母
また、語句 17 と 18 も同様に名詞の複数形の語尾から決定できる。
ヒント 3-2
語句 2 と 6 は、「おば」か「石臼」。どちらと考えられるか。
ヒント 3-3
「祖母」の複数形が -d であったことから、máám-ààd が「おば」の複数形と予想できる。
- 2
á máám-ààd= A. 私のおば(複数) - 6
āg máàm= S. 私たちのおば
すると、「石臼」に対応する語句が見当たらないことになる。これはどのように考えられるか。
答え
a 、ɛ 、ɔ による所有表現は、親族や身体部分のみに使われる。「石臼」のように譲渡可能な所有は、全く異なる所有表現が使われると考えられる。
ヒント 3-4
語句 14 と 15 はそれぞれ何かを考える。
ヒント 3-5
「M. 君のおじ」と「Q. 君の肩」と考えられるが、「おじ」も「肩」も 1 度ずつしか現れないので、名詞から特定することはできない。
ヒント 3-6
声調に注目する。
ヒント 3-7
語句 1 と 3 の ā と á の違いを参考にする。
答え
親族に対しては高声調、身体部分に対しては中声調の所有表現を使うと考えられる。
よって
- 14
ɔ́ ābɛ́ɛ́= M. 君のおじ - 15
ɔ̄ bɔ̄ɔ̄ràà= Q. 君の肩
ここで問 (b) も解答できる。
ヒント 4
残った語句と残った選択肢について考える。
ヒント 4-1
残った選択肢の中に、「石臼」と「錨」が 2 回ずつ、単数形と複数形で現れる。これに合う単語を探す。
視野を広くする必要がある。
ヒント 4-2
「石臼」と「錨」も、「角」などと同様に、-VVg が複数形。
答え
gùùr / gùùr-ììg や ʈɛ́ɛ̀l / ʈɛ́ɛ̀l-ààg が「石臼」と「錨」と思われる。
つまり譲渡可能な所有では、名詞が先に置かれ、所有者は後に置かれる。
ヒント 4-3
消去法で、語句 4 と 7 が「T. 君たちの犬(複数)」「F. 彼のハンマー」となる。どちらがどちらか。
ヒント 4-4
語句 22 に ɖɔ̄ɔ̄r-ɛ́ɛ̄g が現れていることがヒント。
答え
ɖɔ̄ɔ̄r は単数形。よって
- 4
áðág ūyùg= T. 君たちの犬(複数) - 7
ɖɔ̄ɔ̄r íìnī= F. 彼のハンマー
ヒント 5
譲渡可能な所有の所有者の表現、つまり 2 単語めを分析する。
ヒント 5-1
母音と子音を分けて観察すると良い。
まずは母音から。何に対応しているか?
答え
譲渡可能な所有の所有者の表現では、単語中の母音がすべて同じで、これは所有者を表現する。
ə̄=「私の」「私たちの」u=「君の」i=「彼の」
ヒント 5-2
次に子音を考える。設問 (c) の語句も含めると、次の 4 パターンがある。
VVnVyVnVnVgVyVg
それぞれ何に対応しているか。
ヒント 5-3
VVn は VnVn の 1 つめの n が省略された形だと仮説を立てると、整理がしやすい。
ヒント 5-4
1 つめの子音と 2 つめの子音がそれぞれ何かに対応している。
答え
1 つめの子音
n= 所有者が単数y= 所有者が複数
2 つめの子音
n= 所有物が単数g= 所有物が複数
ヒント 6
最後に声調を読み解く。
ヒント 6-1
基本的には声調は単語ごとに決まっている。複数形の声調は、îl→íl-ə̀ə̀g のように、単数形の声調から引き伸ばされた形になる。
ただ、それだけでは説明できない例がいくつかある。
ヒント 6-2
次の 3 つが原則に従っていない。
- 語句 5
āg pɛ̀bàr-ɛ̄ɛ̄g= E. 私たちのあばら骨(複数) - 語句 10
ɛ̄g ìl-ə̄ə̄g= L. 彼らの角(複数) - 語句 21
āg bɔ̀ɔ̀rāā-g= 私たちの肩(複数)
これらを考察する。
ヒント 6-3
例外はすべて、高声調→中声調となっている。
例外になる条件を特定する。非常に限定的な条件。
ヒント 6-4
3 つの条件の積になっている。
答え
次の 3 つの条件にすべて当てはまる場合、原則の声調から外れて高声調→中声調のパターンとなる。
- 所有者が複数
- 所有物が複数
- 所有物が身体部分