- 問題文
- 言語
- ヤニュワ語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ
- 難易度
- ★★★★★★
IOL2024-5 の攻略
ヒント 1
prefix がすでに区切られているので、単語の意味の特定は最低限の分析でできる。
さらなるヒント
語順は「主語 - 動詞 -(目的語)」。
最初の単語に -lu という suffix がついていることがある。つく場合とつかない場合の違いは?
答え
他動詞の場合に -lu がつく。
ヒント 2
名詞の prefix を整理していく。主語と目的語の prefix を同時に眺める。
ヒント 2-1
linji- は区切らなくてよい。
ヒント 2-2
次のことは比較的簡単にわかる。
- 男性:
nya-/nyu- - 女性:
rra-/rru- - 食べ物:
ma- - 複数:
li-/linji-
prefix なし、ji- 、ki- は一筋縄では分析できない。
ヒント 2-3
nya-/nyu- や rra-/rru- の使い分けも考えるとよい。
ヒント 2-4
自動詞文と他動詞文を分けて考える。
ヒント 2-5
発話者の男女も分けて考える。
答え
自動詞の主語と、他動詞の目的語につく prefix は次の通り。
- 男性:発話者が女性なら
nya-、発話者が男性なら prefix なし - 女性:
rra- - 動物:prefix なし
- 食べ物:
ma- - 複数:
li-
他動詞の主語につく prefix は次の通り。
- 男性:発話者が女性なら
nyu-、発話者が男性ならki- - 女性:
rru- - 動物:発話者が女性なら
ji-、発話者が男性ならki- - 食べ物:
ma- - 複数:
linji-
ヒント 3
動詞の suffix 。だいぶかんたん。
さらなるヒント
時制をあらわす。過去形、現在進行形、未来形の 3 種類だけ。
答え
- 現在進行形:
-nji - 未来形:
-la - 過去形:suffix なし
ヒント 4
動詞の prefix 。名詞の prefix とは分割の音韻的な雰囲気が異なる。
ヒント 4-1
k- と j- の使い分けは比較的簡単。
答え
現在進行形では j- 、未来形と過去形では k- 。
ヒント 4-2
-nya- や -rri- が見えるのでここで切りたくなるが、これは誤り。
また、-lu で切ってもいけない。
ヒント 4-3
-alu や -ilu が正しい切り方。これらと -anda は取り組みやすい。
ヒント 4-4
主語に対応する。おおよそ次のような傾向がある。
- 男性または動物:
-ilu - 女性:
-anda - 複数:
-alu
しかし、これには例外がある。
ヒント 4-5
- 文 1 で男性の主語に
-iwaが使われている。 - 文 15 で男性の主語に
-aが使われている。 - 文 6 で動物の主語に
-injuが使われている。
これらの例外を規則化すると、どうなるか。
ヒント 4-6
自動詞と他動詞、さらに発話者の男女で異なる。
答え
自動詞の主語に対しては、次の suffix を使う。
- 主語が男性:発話者が男性なら
-a、女性なら-iwa - 主語が女性:
-anda - 主語が動物:発話者が女性なら
-i - 主語が複数:
-alu
他動詞の主語に対しては、次の suffix を使う。
- 主語が男性:
-ilu - 主語が女性:
-anda - 主語が動物:発話者が男性なら
-ilu、女性なら-inju - 主語が複数:
-alu
自動詞の主語が動物の場合に対して、発話者が男性の場合のデータはないので、補完する必要がある(文 22 の翻訳で問われる)。発話者が男性の場合、
- 他動詞の主語が男性でも動物でも
ilu-が使われている点 - 他動詞の主語の名詞の prefix も
ki-で統一されている点
であることを考え、自動詞の主語が動物の場合は、自動詞の主語が男性の場合と同じく -a を使う。
ヒント 4-7
残る部分 -any- や -arr- や -al の使い分けを整理する。
答え
目的語に応じる。
- 目的語が男性:発話者が女性なら
-any-、男性ならなし - 目的語が女性:
-arr- - 目的語が動物:なし
- 目的語が食べ物:なし
- 目的語が複数:
-al-
余談
問題文でヒントが多く提示されている(prefix が明示されている、かつ、発話者の男女で何かが変わることも明言されている)上に、自動詞と他動詞で区別することも比較的オーソドックスではあるが、高度な整理力が求められ、非常に難しい。