- 問題文
- 言語
- マダク語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ
- 難易度
- ★★★★☆
IOL2017-5 の攻略
ヒント 1
子音の近さの知識があれば中くらい、ないとかなり厳しい問題。
まず、わかる部分を増やしていく。
ヒント 1-1
「二人」「二つ」などを持つ語の共通点はわかりやすい。
答え
lu- で始まったら双数。
ただし、lurubuno「孫」などの例外があることは注意。
ヒント 1-2
「兄弟姉妹」、「日」、「男」、「村」の語幹から取り組むとよい。
答え
neton「兄弟姉妹」、aleng「日」、tadi「男」。「村」は「全世界」との共通点を見つつ menemen だろうとわかる。
ヒント 1-3
levenmenemen「村(複数)」と levenaleng「日(複数)」から、leven の意味にあたりがつく。
luvutneton「兄弟姉妹(複数)」と luvuttadi「男たち」の luvut も同様。
他の用例を見つつ、leven と luvut の使い分けも考える。
ヒント 1-4
levempeve「心臓(複数)」は p の前の n が m に変化したと考えられる。
答え
どちらも複数を表す。修飾対称が人間なら luvut 、それ以外なら leven 。
ただし、lemparoos「大きい蔓(複数)」と lengkompixan「歌(複数)」が例外となる。これは後で取り組む。
ヒント 2
このあたりから子音の変化を考慮に入れる必要がある。
「心臓」や「歌」から取り組むとよい。
ヒント 2-1
「心臓」の語幹は peve 。
「歌」の語幹は ixan か vixan か mpixan あたりで迷う。
ヒント 2-2
v と p は近い音で、互いに変化しやすい。どのような要因で変化するか。
答え
「歌」の語幹は pixan / vixan 。子音の直後に置く場合は pixan 、母音の直後に置く場合は vixan となる。
ヒント 2-3
「男」の語を考える。設問 (b) も合わせて考える。
ヒント 2-4
「男」は tadi だが、設問 (b) の 1 を見ると?
答え
radi も「男」。子音の直後に置く場合は tadi 、母音の直後に置く場合は radi となる。
ヒント 2-5
同様に、もう一つ変化している子音の組がある。
答え
x と k も文脈によって変わる。母音の後では x 、子音のあとでは k 。
なお、p の前の -n が -m に変わったのと同様に、k の前の -n は -ng に変わる。
これらの子音の変化の規則を考慮しつつ、共通部分を切り出していく。
ヒント 3
これで、多くの prefix が正確に切り出すことができる。むずかしいのは次の 3 つ。
la-やlo-という prefix が頻出。これらの意味と使い分けは?- 「大きい」を表す prefix は?
lemparoos「大きい蔓(複数)」やlengkompixan「歌(複数)」に共通のlen-は?
ヒント 3-1
la-xao「火」、lu-rubuno「孫」、lu-una「木」、lo-xot(設問 (b) の 5)などがわかりやすいか。
答え
lV- は単数を表す prefix 。母音は、直後に現れる母音に一致する。
そのため、lu- は単数と双数で曖昧。
luvut や leven も、2 文字めの母音は直後の母音に調和したものらしい。ヒント 3-2
lemparoos「大きい蔓(複数)」の mp を元の形に戻してみる。また、t と r は入れ替わるものだったことを思い出す。
そのうえで、luvatpeve「二つの大きい心臓」と lavatbungmenemen「全世界」との共通部分を考える。
答え
-vat- / -var- / -pat- / -par- が「大きい」。
- 直前が母音なら
v、子音ならpになる。 - 直後が母音なら
r、子音ならtになる。
ヒント 3-3
len- は、複数を表していると考えられる。leven- との使い分けは?
答え
-vat-「大きい」や -xon-「一部」の前に置かれる場合は leven- が len- になる。