- 問題文
- 言語
- キンブンド語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ
- 難易度
- ★★★★★
IOL2017-3 の攻略
ヒント 1
まずは単語の同定をする。声調によって意味に違いが生じることがあるので、声調を無視してはいけない。
ヒント 2
ほとんどの単語に prefix がついていることがわかる。prefix と係り受けを整理する。
ヒント 2-1
副詞(「皿で」「ルアンダで」)の prefix はかんたんに特定できる。
答え
mù- が副詞の prefix 。
ヒント 2-2
名詞の prefix は多数あるが、名刺の種類と単複によって整理するだけ。設問 (a) の文も考慮する必要がある。
答え
- 「男」の単数は
djá-、複数はmá- - 「人」と「魔術師」の単数は
mú-、複数はà- - 「星」の単数はデータなし、複数は
ʒì- - その他のものの単数は
dì-、複数はmà-
ここでは、
djá-là の là を「男」の語幹とみなし、djá- という prefix がついていると解釈した。解答によると、dì- と djá- は同じもので、母音で始まる単語に dì- を付けた場合に dj- に変化するらしい。つまり本当は álà が「男」で、これに dj- という prefix がついているという解釈が正しい。ただ、どちらの解釈でも矛盾は生じないと思う。ヒント 2-3
動詞の prefix の意味を考える。ŋgá- はかんたん。その他は、その前にある語に呼応している。
答え
- 主語が「私」のとき、動詞に
ŋgá-がつく - 動詞の前にある語が
djá-で修飾されているとき、動詞にもdjá-がつく - 動詞の前にある語が
mù-で修飾されているとき、動詞にもmwá-がつく - 動詞の前にある語が
à-で修飾されているとき、動詞にもá-がつく - 動詞の前にある語が
ʒì-で修飾されているとき、動詞にもʒjá-がつく - 動詞の前にある語が
dì-で修飾されているとき、動詞にもdjá-がつく
má- と mà- のケースはデータがないので不明。
解答では、単純に名詞の prefix を動詞にもくっつけた上で、音が変化するという説明になっている(
mù-á- は mw-á- に、à-á- は á- に、ʒì-á- は ʒj-á- に、dì-á- は dj-á- に変化する)。やはり、どちらの解釈でも矛盾は生じないようと思う。(しかし、この言語ではすべての動詞が á- で始まるのだろうか)ヒント 2-4
「私の」の単語 mì につく prefix を考える。これはかんたん。
答え
動詞と同じルール。つまり、dì-hónʒó「バナナ(単数)」を修飾する mì は djá-mì となる。
ヒント 3
語順を整理しておく。明らかに自由度が高い。
答え
主語と目的語の語が明示される場合は、「主語 - 動詞 - 目的語 - 場所」となる。
主語が「私」だったり、目的語がなかったりするときは、「場所 - 動詞 - 名詞」と「名詞 - 動詞 - 場所」のどちらでもよい。
(下手に規則を考えず、フィーリングでも解いても解けるかも)
ヒント 4
平叙文と疑問文の表現方法を考える。
さらなるヒント
声調。よく見る。
答え
一番最後の単語の一番最後の声調が低平調なら平叙文。高平調なら疑問文。
日本語でも語尾を上げれば疑問文になるので、わりと理解しやすいかもしれない。
ヒント 5
他の声調の原則を見つけ、さらにその原則にしたがっていない箇所を探す。
ヒント 5-1
原則として、各単語の最後の声調は、次に来る単語の最初の声調に一致する。
これに合わないのは、文 4 、9 、10 。
ヒント 5-2
- 文 4 では、
mùdjúlùの最後が低平調になっているが、直後のmwálàは高平調で始まっている。 - 文 9 では、
mùdìkúŋgùの最後が低平調になっているが、直後のŋgámónàは高平調で始まっている。 - 文 10 では、
mùdìkúŋgùの最後が低平調になっているが、直後のŋgámónàは高平調で始まっている。
共通点は?
答え
場所の表現(mù- で始まる語)の最後は必ず低平調。