- 問題文
- 言語
- カバルド語のベスレネイ⽅⾔
- 問題形式
- 🔀対応付け
- 難易度
- ★★★★★★
IOL2015-2 の攻略
問題文に関する注意点
- 現在形と現在進行形の区別は無視してよい。たとえば、「(彼が)縫っている」は「(彼が)縫う」と読み替えるとよい。
- 主語が省略されている表現は動詞の不定形、「(彼が)」などがついている表現は主語の人称が示されていることを表す。
ヒント 1
語群が 2 つに分けて示されている。これは、前半の語群と後半の語群で規則が異なることを示唆している。
「縫うことができる」~「震える」を第 1 語群、「(彼が)滑っていない」~「(彼が)震えていない」を第 2 語群と呼ぶ。
ヒント 2
suffix を整理する。
ヒント 2-1
強勢は一旦考えなくてよい。
ヒント 2-2
ə の扱いに仮説を置いて suffix を分解する必要がある。
ヒント 2-3
子音が連続したときに ə が挿入される(例:defə́n)。
ただし、常に挿入されるわけではない(例:défxeme)。
一旦、ə を無視して suffix の分解と意味の特定を進める。
答え
-f「~することができる」-fe「~するふりをする」-pe「本当に」-n不定形を表すマーク(主語が明示されていない)-xe主語が複数-me「していれば」-t過去-q̇əm否定
ヒント 3
ə が挿入される条件を考える。
ヒント 3-1
第 1 語群のときしか ə の挿入は起きていない。
ヒント 3-2
第 1 語群に登場する suffix と、第 2 語群に登場する suffix を分けて考える。
答え
動詞の語幹から、-f 、-fe 、-pe 、-n までの間で子音が連続する場合にだけ ə が挿入される。
それよりあと、-xe をつけるときには子音が連続していても ə を挿入しない。
ヒント 4
prefix の me-/má- のつく条件は? この条件は複数ある。
さらなるヒント
これも語群が分けられていることに注目する。
第 1 語群では、不定詞以外に me-/má- がついている。
第 2 語群では、「(彼らが)震えている」にだけついている。
素直にこれらの条件をまとめればよい。
答え
- 不定詞でないこと
- 現在形であること
- 肯定文であること
- 仮定文(「していれば」)でないこと
のすべてが満たされるときに me-/má- がつく。
ヒント 5
強勢位置の規則を考える。
ヒント 5-1
やはり語群が別れていることが重要。
ヒント 5-2
強勢は必ず suffix -n までの位置に置かれる。それよりあとの suffix に強勢が置かれることはない。
ヒント 5-3
第 2 語群の語句から、第 2 語群でしか現れない suffix を取り除いた上で、強勢位置の規則を考える。
ヒント 5-4
最後の音節か、最後から 2 番めの音節に強勢が置かれる。これらの区別は?
答え
- 最後が母音なら最後から 2 番目の母音に強勢をおく
- 最後が子音なら最後の母音に強勢をおく
第 2 語群で追加される suffix(-xe 、-t 、-q̇əm 、-me)は、強勢位置に影響を与えない。
ヒント 6
me-/má- の使い分けを考える。
ヒント 6-1
実は dápet も同じ規則で変化している。
ヒント 6-2
e に強勢が置かれた場合、á に変わることがある。
ただし、gʷəš’əʔén は á に変化していないので、常に変わるわけではない。どういうときに変化するか?
ヒント 6-3
第 2 語群の suffix を取り除いて考える。
答え
第 2 語群の suffix を取り除いたとき、最後が e で終わるならば、é が á に変わる。