- 問題文
- 言語
- Tundra Yukaghir
- 問題形式
- 🔀対応付け
- 難易度
- ★★★★★
IOL2013-2 の攻略
ヒント 1
ほとんどの単語は、2 単語を接続したものだが、接続の仕方に結構クセがある。規則性は?
さらなるヒント
基本的に、-d-
か -n-
で接続されている。どちらが選ばれる?
答え
- 「単語 1 + (
-d-
or-n-
) + 単語 2」という構造。 - 「単語 2」の先頭が母音なら
-d-
、子音なら-n-
。 - 「単語 1」の最後が
-l
なら消える。
ヒント 2
uo-d-uo
が何かを考える。
(ヒント 2 は一本道で解けるかのように説明していくが、実際には仮説で進めて行き詰まったら戻るのを繰り返す)
ヒント 2-1
「X の X」という形になっている選択肢を探す。
答え
uo-d-uo
=「grandchild」(子どもの子ども)。
ヒント 2-2
uo-d-awur
は「子ども」に関する何か。
答え
「cradle」(ゆりかご)。
ヒント 2-3
awur
の意味を考える。つまり、「cradle」(ゆりかご)を「子ども - 何か」と表現するとき、「何か」に入りそうな概念は?
そこから johu-d-awur
を決める。
答え
awur
は「入れ物」。johu-d-awur
は「nose case」(鼻の入れ物)。
ヒント 2-4
aarii-n-johul
に合いそうな、鼻っぽいものを探す。高難度連想ゲーム。
答え
aarii-n-johul
は「銃 - 鼻」で、「rifle’s muzzle」(ライフルの銃口)。
ヒント 2-5
aariinmøŋer
と møŋer
を埋める。
ヒント 2-6
aariinmøŋer
は「gunshot」(銃声)。møŋer
は「音」や「声」を期待するが、選択肢にない。大きな音がするものを選ぶ。
答え
møŋer
=「thunder」(雷)。
ヒント 3
joqol
は何か。これがとてもむずかしい。大きな発想の転換が必要。
ヒント 3-1
joqo-
は 4 つの語に現れる。これは何か。joqol
単体で現れるので、「木」ではない。
ヒント 3-2
注釈をよく読むこと。
ヒント 3-3
joqol
という言葉をどのように発音するか想像することも重要。「ジョコル」ではない。
答え
joqol
は「Yakut」。
ヒント 3-4
注釈で「more advanced material cultures (such as the Yakuts)」と言われているとおり、Yakut はこの言語の使用者たちよりも進んだ文明を持つ人々。
つまり、Yakut からもたらされた便利なものに joqo-
が冠される。それを考慮しつつ、穴埋めを進めていく。
答え
joqo-n-nime
=「wooden house」(木の家 = ヤクートの家)。joqo-d-ile
=「house」(馬 = ヤクートの鹿)。