IOL2011-1 の攻略

問題文
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言語
Menominee
問題形式
📜ロゼッタ
難易度
★★★★☆

ヒント 1

まずは prefix と suffix の切り出し。

ヒント 1-1

prefix はグループ化すればすぐにわかるはず。

答え
  • ne-「I」
  • ke-「we (1+2)」
  • 「he」の prefix はない
三人称が無標になることは頻出。
ヒント 1-2

suffix もグループ化する。語幹を意識しながら切り出す。

ヒント 1-3

suffix が人称と呼応していることはすぐに分かるが、主語が「he」の文に suffix が 2 種類ある。その使い分けは?

ヒント 1-4

目的語の有無に注目。

実は「we (1+2)」の suffix も同様に 2 種類ある。

答え

人称に加え、自動詞と他動詞で suffix が変わる。

  • -m「I」+ 自動詞
  • -q「we (1+2)」+ 自動詞
  • -æq「we (1+2)」+ 他動詞
  • -w「he」+ 自動詞
  • -am「he」+ 他動詞

動詞の語幹が æ で終わるものがあり、-q-æq が判別しにくい。

ヒント 2

ここからが本番。残る部分は 2 つに切り分けることができる。

ヒント 2-1

herearound などを手がかりに共通点を探す。

ヒント 2-2

母音は変化するので、子音を手がかりにするとよい。

ヒント 2-3

英訳は直訳感が強いが、一部は微妙に意訳されていると思われる。

というより、英語と違いすぎて直訳できないというべきかも。
答え

副詞のような語を 2 つ組み合わせて動詞を構成していることがある。たとえば、pīt「here」+ en「by hand」で「passes it here」になるなど。

1 語だけで意味が表せる場合は、eqta という語を付け足す。たとえば kaw「down」+ eqta で「lie」や、wǣp「begin」+ eqta で「begin」など。

動詞であることにこだわらず、雰囲気で受け止める必要がある。

ヒント 3

母音の変化を整理する。

ヒント 3-1

kawkāw になったり、ketkǣt になったりしている。

ヒント 3-2

意味ではなく音韻的な規則。非常に規則的に変化する。

答え
  • 最初の 2 音節が両方とも短母音なら、2 つめが長母音になる。ne + kawne + kāw など。
  • e が長母音になるときは ǣ になる。