IOL2010-1 の攻略

問題文
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言語
Budukh
問題形式
🧩パターン
難易度
★★★☆☆

ヒント 1

大きな方針として、次の 3 つの規則を考えると良い。

  • form 1 から form 2 への変換規則
  • form 2 から form 3 への変換規則
  • form 2 から form 1 への逆変換規則
ヒント 2

form 2 から form 3 への変換規則から考える。

form 2 と form 3 はどちらも未来形で、男女の違いだけなので、差異が小さい。

ヒント 2-1

最初の母音の直後に -r- を挿入したりしなかったりする。

挿入するかどうかはどのように決まるか?

ヒント 2-2

挿入されない条件のほうが重要。

ヒント 3 と合わせて考えると良い。

ヒント 3

form 1 から form 2 への変換規則を考える。差分を整理する。

ヒント 3-1
  • 第 2 音節の -mV- を消す。
  • 最後に -a-ra-la-na をつける。

つけるべき suffix はどのように決まるか?

ヒント 3-2

単語全体を観察する必要がある。

ヒント 3-3

form 2 から form 3 への変換規則と条件が関連している。

ヒント 3-4

rln の子音に注目する。

答え

form 1 から form 2 への変換規則:

  • 第 2 音節の -mV- を消す
  • suffix をつける
    • form 1 が -l- を含むなら、form 2 では -la をつける
    • form 1 が -n- を含むなら、form 2 では -na をつける
    • それ以外なら、-ra をつける(ただし、-rra になる場合は -ra にする)

form 1 が -l--n- を同時に含む場合にどうなるかは不明。そういう例はないので解答は可能。

form 2 から form 3 への変換規則:

  • 最初の母音の直後に rln があれば変化なし、なければ r を挿入する
ヒント 3-5

form 1 amolq̇ol が form 3 で alq̇ola になっている。form 2 はどんな形か?

ここから、form 1 から form 2 への変換規則を改良する。

答え

form 2 は form 3 と同じ alq̇ola と考えられる。

form 1 から form 2 への変換規則(改良版):

  • 第 2 音節の -mV- を消す
  • suffix をつける
    • form 1 が子音で終わるなら、form 2 では -a をつける
    • form 1 が -l- を含むなら、form 2 では -la をつける
    • form 1 が -n- を含むなら、form 2 では -na をつける
    • それ以外なら、-ra をつける
ヒント 4

form 2 から form 1 への逆変換を考える。これが一番むずかしい。

  • 途中に -mV- を挿入する。どこに挿入する?母音は何にする?
  • 最後の -a-ra-la-na を消す。どれを消すべき?
ヒント 4-1

-mV- の挿入位置はかんたん。V は、機械的に決まる。

ヒント 4-2

直後の母音に呼応する。

答え

最初の母音の直後に -mV- を挿入する。V は次のように決まる。

  • 直後の母音が a なら V = a
  • 直後の母音が o または u なら V = o
  • 直後の母音が i なら V = e

ウムラウトも引き継ぐ。

ヒント 4-3

最後の何を消すか。これがこの問題の最難。form 1 の単語の末尾をよく観察して、「form 1 の自然な終わり方」を理解する必要がある。

ヒント 4-4
  • form 1 が母音で終わる場合、その母音は?
  • form 1 が子音で終わる場合、その直前の母音は?
答え
  • form 1 が母音で終わる場合、-i / -u / となる。-a-o で終わることはない。
  • form 1 が子音で終わる場合、その直前の母音は -a-o となる。

これに合うように suffix を除去する。