IOL2009-5 の攻略

問題文
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言語
Nahuatl
問題形式
📜ロゼッタ
難易度
★★★★★

ヒント 1

名詞の同定は容易。問題は動詞の切り方。

ヒント 2

tluh などが子音という注釈がとても重要。つまり、動詞を切り分けるときに t/l や、u/h で切るようなことは原則考えない。

ヒント 3

動詞の suffix より prefix のほうが取り組みやすい。

さらなるヒント

prefix を見ることで、人称や「somebody」「something」の表現が特定できる。

答え

ni- は一人称主語、nēch- は一人称目的語など。

ヒント 4
  • 文 6 の「drink」は ki 、文 15 の「drink」は atli となる。
  • 文 7 の「sing」は kuīka 、文 12 の「sing」は ēhua となる。

これらはどう説明できる?

答え

不規則活用。つまり、自動詞と他動詞で異なる語彙を使っている。(英語の go の過去形が went のようなもの)

ヒント 5

動詞の suffix に取り組む。主に使役の「make …」の表現なので、その例文に絞って見るとよい。

一方で、問題 (a) の文も合わせて切り分けを試みる。

ヒント 5-1

おおよそ -tia などの suffix が見え、これが「make …」だとわかる。動詞語幹と -tia の間の接続部を丁寧に整理して仮説検証する。

ヒント 5-2

-tia の前に -l- が挟まるものと挟まらないものがある。この区別は?

答え

「make X 自動詞」なら -tia 、「make X 他動詞 Y」なら -ltia.

ヒント 5-3

-tia がつくとき、語幹の最後の母音を変化させることがある。

答え

-tia は語幹の最後が -i だったら、 に変える。-ltia は変えない。

ヒント 5-4

「for …」の表現も考える。おおよそ -lia であることはわかるはず。やはり語幹の母音を変える。

答え

-lia は語幹の最後が -i だったら、-a に変える。