- 問題文
- 言語
- Micmac
- 問題形式
- 🧩パターン
- 難易度
- ★★★★★
IOL2008-1 の攻略
ヒント 1
正書法と発音の対応を整理していく。
ヒント 1-1
まず、母音に注目する。
- 正書法に母音が書かれている場合、どのような発音になるか。
- 正書法に明示されていない場合にも母音が挿入されることがある。どのような母音か。
答え
- 正書法にある母音はそのまま発音する。ただし、
V’
の場合は長母音にする。 - それ以外の箇所でも、/ə/ の音が挿入されることがある。/ə/ 以外の母音が勝手に挿入されることはない。
ヒント 1-2
子音についても同様に、正書法に書かれた子音がどのように発音されるかを整理する。
ヒント 1-3
一部の子音は発音し分けられる場合がある。w
だけは簡単。ほかの子音の読み分けはあとで考える。
答え
m
、n
、l
、s
はそのまま読む。w
は母音の後ならそのまま読み、子音の後なら上付き文字の発音になる。g
、j
、p
、q
、t
は、そのまま読んだり、それぞれk
、c
、b
、x
、d
と読んだりする。つまり、有声音と無声音が表記上は区別されない。
ヒント 2
この問題が問うているのは次の 2 つ。
- /ə/ が挿入される条件と場所の規則。
- 子音が有声音になるか無声音になるかの規則。
まず、「/ə/ が挿入される箇所の見分け方」から先に考えること。
ヒント 2-1
おおよそ、子音と子音の間に挿入されることはわかる。ただ、挿入されない子音の連続もある。
ヒント 2-2
C'
で明示されている箇所は /ə/ が挿入される。他の箇所は、次の通り。
- /ə/ が挿入される:
tm
、gn
、dl
、jn
、pl
、ln
。 - /ə/ が挿入されない:
st
、wt
、gj
、ns
、mg
、mq
、nt
、tp
、sg
。
共通点を考える。
答え
2 つめの子音が m
、n
、l
のときだけ /ə/ が挿入される。
ヒント 2-3
さらに /ə/ が挿入される箇所がある。たとえば 3 や 4 や 7 。
答え
語頭が二重子音になっていたら、先頭に /ə/ を置く。
ヒント 3
子音を有声音にするか、無声音にするか。
これは、局所的に決まる。「どこかに X
を含む語では全部有声音になる」のようなグローバルな規則ではない。
ヒント 3-1
有声音になっている前後の発音を見る。
ヒント 3-2
/ə/ の挿入規則を見破っている必要がある。
答え
母音と母音で挟まれた子音は有声音になる(/ə/ の挿入後に判定する)。