IOL2007-3 の攻略

問題文
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言語
Georgian
問題形式
🔀対応付け
難易度
★★★★★

ヒント 1

有望そうにみえる攻略方法でも、絶対に解けないものが多数ある。ひとつの攻略方法に固執せず、とにかくさまざまなアプローチを試す必要がある。

ヒント 1-1

時制(現在・過去・未来)を手がかりにして攻略するのは不可能。忘れたほうがよい。

ヒント 1-2

vi- ではなく v--i- に分けて考える。なお、-i- の意味を推測するのは不可能なので、忘れたほうがよい。

ヒント 2

prefix と suffix を整理して観察する。

3 回出現する語幹は nadir だけ。しかし、選択肢に 3 回出現する動詞は 3 種類もある(「say」、「hunt」、「do」)。これをどう考えるか。

答え

時制によって不規則活用する動詞がまざっていると考えられる。

使用頻度が高い動詞ほど不規則活用が起きやすいので、nadir は「hunt」であろうという予想はできる(ただしそこまで役に立たない)。

ヒント 3

v- という prefix と、-t という suffix の意味を考える。

ヒント 3-1

v- がつくものは 8 つ、つかないものは 7 つある。これに対応しそうなものは?

ヒント 3-2

人称。

答え

v- は一人称(「I」か「we」)。つかないものは二人称(「you」か「you (pl.)」)。

ヒント 3-3

-t がつくものは 5 つ、つかないものは 10 個ある。これに対応しそうなものは?

答え

-t は複数(「we」か「you (pl.)」)。つかないものは単数(「I」か「you」)。

これで 4 つのカテゴリに分類できる。

ヒント 4

次は時制で、と考えたくなるが、最初に述べた通り、時制からアプローチするのは不可能。

また、prefix “i-” と suffix “-eb” / “-ob” の共通点を探るのも不可能。

ではどうするか。

ヒント 4-1

単語自体を分析しようとするのをやめて、とにかくパズル的に特定していく。

ヒント 4-2
  • sadil は「I」の選択肢と「we」の選択肢に共通する動詞。
  • nadir は「I」と「you」と「you (pl.)」に共通する動詞。

という感じに、単語と意味の対応を特定していく。

ヒント 4-3

「say」と「preside」だけ残るが、ここは常識で考える。使用頻度が高そうな動詞が itavmGdomareve ほど長いだろうか?

余談

時制は最後まで解いても謎のまま残る。解答によると、動詞によって 2 種類の活用形態があるらしい。

  • そのままだと過去、-ob だと現在、i- だと未来のもの:kanitkvi など。
  • i-...-e だと過去、-ob だと現在、i-...-eb だと未来のもの:nadirsadil など。

このため、時制の表現方法を探したり、「i- の意味するところは?」と分析しようとしたりすると、時間が解けるばかりで何の成果も得られない。