IOL2004-5 の攻略

問題文
PDF
言語
Chuvash
問題形式
🧩パターン
難易度
★★★★☆

ヒント 1

左が自動詞、右が他動詞であることは明らかで、英訳の空欄はすぐに埋められる。

ヒント 2

自動詞から他動詞に変わるとき、次の変化が両方ありうる。

  • 語尾の n が消える。n の前が ǎ ě なら、それも合わせて消える。
  • 語尾に erart が追加される。

どちらの変化が選ばれるか。

ヒント 2-1
  • čühenčühe に変化し、věrenvěrent に変化する。
  • shǎnshǎnt に変化し、tupǎnuçǎntup に変化する。

他の変化も観察し、その使い分けを説明できるか?

ヒント 2-2

使い分けをシンプルに説明する方法はない。つまり、どちらもありうる。どのように解釈すると自然か。

答え

自動詞から他動詞に派生したものと、他動詞から自動詞に派生したものが混ざっている。

  • 自動詞 čühen は、先にあった他動詞 čühe から派生して作られた。
  • 自動詞 věren はこちらが先にあり、他動詞 věrent が派生して作られた。

どちらから派生したかを判別する方法はない。両方の可能性があるものは、両方の派生形を書けばよい。

ヒント 3

他動詞から自動詞に派生するとき、-ǎn がつくもの(例:avǎnav)、-ěn がつくもの(例:vitěnvit)、-n がつくもの(例:taptantapta)がある。

自動詞から他動詞に派生するとき、-ar がつくもの(例:kuçkuçar)、-er がつくもの(例:çětçěter)、t がつくもの(例:amanamant)がある。

それぞれの使い分けは?

ヒント 3-1

-ǎn-ěn-ar-er の使い分けは一旦後回しでよい。

ヒント 3-2

他動詞から自動詞の派生で、-n がつくものにはわかりやすい共通点がある。

答え

母音で終わるなら -n をつける。子音で終わるなら -ǎn-ěn をつける。

ヒント 3-3

自動詞から他動詞で、-ar/-er-t の使い分け。これは音韻の知識が必要。

答え

tçk で終わるなら -ar/-er をつける。rn 、母音で終わるなら -t をつける。

tçk阻害音と呼ばれる。rn共鳴音。子音のグループに名前がついていることからもわかるように、これらの子音はグループに分かれて同じような扱いを受けることが多い。
ヒント 3-4

-ǎn-ěn-ar-er の使い分け。これも音韻の知識が必要。

答え

最後の母音が ěi なら -er-ěn がつく。最後の母音が au なら -ar-ǎn がつく。

ei は近い母音(非円唇・前舌)で、同じ扱いを受けることが多い。