IOL2003-2 の攻略

問題文
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言語
Egyptian Arabic
問題形式
🔢命数法
難易度
★★★☆☆

ヒント 1

分母も分子も 10 以下であることが重要。既約分数であるとは言っていない。

ヒント 2

分母も分子も 10 以下の分数の和で 24/35 を表現する方法は 1 つしかない。そこから、-ēn の意味を推定する。

答え

2/5 + 2/7 = 24/35 。-ēn は「~分の 2」。sbʕxms が「5」と「7」だとわかる(どちらがどちらかはまだ不明)。

ヒント 3

2 語の数詞が「X 分の Y」または「Y 分の X」であることは想像にかたくない。語順を考える。

ヒント 3-1

(1) の式がヒント。

ヒント 3-2

tumn は明らかに数詞 1 つで、組み合わせではない。どういう表現だと思われるか。

ヒント 3-3

tumn は「X 分の 1」と思われる。

ヒント 3-4

この言語は、子音の並びが同じなら関連する語になる(アラビア語の特徴)。

ヒント 3-5

tumnitmān は関連する。

答え

talatt itmān は「tlt 分の tmn」。tumn が「X 分の 1」、tumnēn は「X 分の 2」なので、tlt は「3」だと確定する。

ヒント 4

分数の表現方法がわかったので、あとはひたすらパズルで解ける。式 (4) から何がわかるか。

さらなるヒント

xamast ixmās とは?

答え

xms 分の xms」なので、xms がなにかにかかわらずこれは 1 。よって 1 + 1/sbʕ = tmn/sbʕ 。つまり sbʕ + 1 = tmn

ヒント 5

式 (3) から何がわかるか。

さらなるヒント

2/tsʕ + 1/tsʕ = 2/sds なので、3×sds = 2×tsʕ 。これを満たす組み合わせを列挙する。

答え

(sds, tsʕ) = (3, 2) or (6, 4) or (9, 6) 。ただし tlt = 3 が確定しているので、(3, 2) の可能性はない。あとは省略。