- 問題文
- 言語
- マンタウラン語
- 問題形式
- 📜ロゼッタ
- 難易度
- ★★★★★
APLO2020-5 の攻略
ヒント 1
語幹をおおよそ特定したうえで、人称の表現を考える。
さらなるヒント
suffix で表現されている。能動態も受動態も同じ表現を持っている。
答え
-lrao
「私が」-mi’
「あなたが」-iae
「私を」(能動態)or「私に」(受動態)-imai’e
「あなたを」(能動態)or「あなたに」(受動態)- 省略された場合は三人称(「それが」「それを」「それに」)。
ただし、2 つ付く場合は 1 つめの最後の母音が落ちる。
ヒント 2
命令形の特徴を把握する。suffix はすぐにわかる。
さらなるヒント
-a
の suffix がつく。データには「それを」の命令文しかないので、目的語は常に省略される。
設問 (a) の文 1 の動詞の語幹に注目する。
答え
文 1 では dhopela
だが、o-dhapele-lrao
と比べると最初の母音が a
から o
に変わっている。
命令形では最初の母音が o
に変わることを示唆している。
ヒント 3
suffix はすべて解決済みなので、prefix が何を表現しているかを調べる。
さらなるヒント
受動態には ’i-
や ’ik-
の prefix がついている。
能動態(命令形を含む)は、o-
や ok-
で始まるものと、m-
で始まるものに分かれる。それぞれの共通点を考える。m-
のほうがわかりやすい。
答え
m-
で始まるものは「愛す」「嫌う」「悩ます」など、心理を表す動詞。(状態動詞)o-
やok-
で始まるものは、それ以外の動詞。(動作動詞)
ヒント 4
この時点で、すでに半分以上は解けるはず。動詞の語幹を見極め、o-
や ok-
、’i-
や ’ik-
の使い分けを見つけたら完全解答ができる。
すべての文を、状態動詞と動作動詞に分けて考える。
ヒント 4-1
「引き上げる」の語幹は lroh
ではない。
ヒント 4-2
命令形の先頭の母音は o
に変化している可能性があること(条件つきの可能性はある)を踏まえて語幹を整理する。
ヒント 4-3
それほど複雑な規則ではない。命令形の母音が変わる他は、母音が変わることはない。
答え
- 命令形は prefix なし(最初の母音
- 能動態・動作動詞の prefix は常に
o-
- 能動態・状態動詞の prefix は常に
m-
- 受動態・動作動詞の prefix は常に
’i-
- 受動態・状態動詞の prefix は常に
’ik-
k
で始まる動詞が非常に多く、ok-
のような prefix を考えてしまうが、これはひっかけ。
解答によると、
ma-
と ’ika-
が正しい prefix とのこと。どちらでも解答は変わらないはず。