APLO2019-2 の攻略

問題文
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言語
ウラリナ語
問題形式
📜ロゼッタ
難易度
★★★★☆

ヒント 1

主語と目的語の特定は容易。動詞の切り分けが問題。まず次を片付けるとよい。

  • 疑問の表現
  • 主語や目的語の人称の表現
ヒント 1-1

疑問の表現は、動詞の suffix で表現される。

答え
  • -na がついたら肯定の疑問「~したか?」
  • -ne がついたら否定の疑問「~しなかったか?」

ちなみに、-ne のときは文頭に ta がつく。

ヒント 1-2

人称の表現も基本的にはむずかしくない。とくに主語のほうが種類が少なくてわかりやすい。

答え

-tɕe を除いて、主語の人称は suffix で表現される。

  • -i なら「あなたは」
  • -a なら「彼/彼女は」

目的語の人称は prefix で表現される。

  • k- / ka- は「私を」
  • i- / dʒ- は「あなたを」
  • 「彼/彼女を」は無標
ヒント 1-3

k-ka-i-dʒ- の使い分けを考える。人間関係は関係ない。

答え
  • 動詞が母音で始まるなら k- / dʒ-
  • 動詞が子音で始まるなら ka- / i-

i-dʒ- が変化形というのが少し意外。

ヒント 2

-tɕe の意味を明らかにする。ここで家系図が関わってくる。

ヒント 2-1

だいぶ遠い関係で -tɕe を使ったり使わなかったりするので、単に「何親等以内なら使う」のような規則ではないことがわかる。

ヒント 2-2

話し手と聞き手の性別が重要。そのうえで、例外になるケースの説明を考える。

ヒント 2-3

「婿入り」の制度があるという注釈も参考になる。

答え

異性同士の話、および義理の親子関係では -tɕe を付ける。